こんにちは、みっけです。
前回のきくおさんによるcoloso講座に続いて、Poptimeさんの講座も受講しましたのでレビューします!
まずタイトルの、ColosoのPoptimeさん講座を受講する前に気をつけることですが、
この講座はモノラル音声です!
片方から音が出ないということではなく、左右で同じ音がするという意味のモノラルです。
トップクリエイターによる音楽講座がモノラル音声だなんて信じられませんが、
問い合わせてもマスターの音源がモノラルになっているから直せないとのことでした泣
講座の内容が良いだけにかなり残念な点だと思いますので、購入時にはご注意ください。
(あとこの講座が収録されたのは数年前のようで、ちょっと情報が古いのもマイナスです。)
ただその点、許容できる人であればおすすめな部分は沢山あります!
- どんな人におすすめの講座?
- 講座内容ざっくり紹介
- 01. Who is Pop Time?
- 02. 音楽を分析する方法
- 03. 曲の骨格:ドラムビートとBPMを理解する
- 04. 曲の骨格:曲のBPMを聴く 05. 曲の骨格:ドラムビートをコピーする
- 06. 曲の筋肉:コード&ベース
- 07. 曲の見た目:メロディーを乗せる
- 08. 曲の見た目:曲の構成に変化をつける
- 09. 発売曲で曲の構成を理解する
- 10. サンプリングを理解する〜11. サンプリングを活用する
- 12. 基本的なコードを覚える〜15. 様々なコードを学ぶ
- 16. 構成したコードにメロディーを乗せる
- 17. アカペラを使ってREMIXを作ってみる
- 18. 曲の分析と解説 (1. ZICO『Artist』)〜20. 曲の分析と解説 (3.THE BOYZ 『Ego』)
どんな人におすすめの講座?
お勧めできるのはこんな人です。
- K-POPに興味がある人
- 作曲経験があまりない人
- 基礎的な部分を理論的に知りたい人
逆にお勧めできないのはこんな人
- K-POPが好きではない人
- K-POP的なサウンドをすでに高いレベルで作れる人
Poptimeさんの講座はきくおさんの講座とは逆に、かなりちゃんとしたカリキュラムのような感じで無駄なく練られている印象です。
なので教則動画や本に沢山触れている人にとっては、すでに知っていることが多いと思います。
最後の3講義の実際のトラック解説以外の部分は、中級者以上には少々退屈かもしれません。
逆に基礎から学びたい人にはとてもおすすめです。
※ちなみにMac環境で字幕の文字が小さい場合、右下の歯車アイコンをクリック>右上に出たアイコンの上から3番目で設定できます。私は最初わからなかったのでご参考までに。
講座内容ざっくり紹介
01. Who is Pop Time?
Poptimeさんの仕事仲間(ZICO、BUMZU)やお弟子さんたちがどんなに凄い人かを熱弁してくれます。(この講座、Poptimeさん本人は顔出しをしません)
02. 音楽を分析する方法
使用機材の説明、音楽の聞き方(トレンドの把握やそこからさらに広げる方法)の解説です。
03. 曲の骨格:ドラムビートとBPMを理解する
ドラム パートについての解説です。講義資料として配布されるオーディオサンプルを使って簡単なビートをつくります。内容的には初心者向けです。
ちなみに配布資料のサンプルパックは本人がつくっているわけではないようで、トップクリエイターのクオリティというほどではありませんでした。
04. 曲の骨格:曲のBPMを聴く 05. 曲の骨格:ドラムビートをコピーする
既存の曲のBPMを測り、ドラム ビートのコピーをしていく方法の解説です。
こちらも初心者向けの内容で、ある程度作曲経験がある方なら当たり前かなと思います。
06. 曲の筋肉:コード&ベース
コピーしたビートにコードとベースを打ち込んでいきます。マウスのみの打ち込みです。
07. 曲の見た目:メロディーを乗せる
さらにメロディーを加えていきます。
ここらへんからK-POPっぽさが出てくるのかなと思いきやそんなことはありません。
基本的な部分はどの国も同じなのかもしれませんね。
08. 曲の見た目:曲の構成に変化をつける
曲全体の構成についての解説です。K-POPとJ-POPは構成が少し違うので面白かったです。
韓国語でもサビのことを「サビ」と発音していて驚きました。
また前講義までに作っていた曲に構成をつけていきます。(初心者向けです)
09. 発売曲で曲の構成を理解する
やっとK-POPの講義という感じになり、急に見応えが出てきます。
Block B『Toy』のステムデータ、ZICO『Artist』の製作データを使って曲の構成の解説をしてくれます。
ただやはりモノラルなのが惜しすぎます。せっかく1トラックずつ聞かせてくれてるのに、細かいところが聞き取れません。
10. サンプリングを理解する〜11. サンプリングを活用する
お弟子さんが作った講義資料のサンプルパックを使って簡単な曲を作ります。
ここでまた初心者レベルに戻ります。
12. 基本的なコードを覚える〜15. 様々なコードを学ぶ
コード理論を一から教えてくれるセクションです。
きくおさんの講義と違いこちらは専門用語が沢山出てきます。
ただ解説が丁寧なので初心者でもわかりやすいと思います。
ツーファイブとセカンダリードミナントあたりは少し難しいかもしれませんが、実用的なことをわかりやすく教えてくれるので初心者〜中級者向けコード講座としてはかなり良い内容だと思いました。
ポップスで使う理論としては十分な内容かと思います。
16. 構成したコードにメロディーを乗せる
前回までに習ったコード理論を使い、構成に合わせてコード進行をつくっていく実践編といった感じの内容です。
タイトルにはメロディーを乗せるとありますが、ただピアノでコードを弾くだけでした。
17. アカペラを使ってREMIXを作ってみる
Spliceのボーカルサンプルを使って簡単なリミックスをつくります。
同じボーカルサンプルに異なるジャンル・コード・BPMのトラックを当てるのはなかなか面白くとても勉強になりました。
18. 曲の分析と解説 (1. ZICO『Artist』)〜20. 曲の分析と解説 (3.THE BOYZ 『Ego』)
この最後3つの講義がPoptime講座の最大の見どころになります。
この3つだけで3時間近くあるのでボリュームもばっちりです。
モノラル音声であること、情報が少し古いことがマイナスではありますが、それを差し引いてもかなり見応えがあります。
解説も丁寧かつサクサク進むので見やすいです。やはり1トラックずつ聞かせてもらえるっていうのは何より勉強になりますね。
K-POPが好きな人・興味がある人には大変お勧めです。
まとめ
以上、大半が初心者向けの内容ではありますが、中級者以上でも学びは沢山ある講座かと思います。
ほんとにステレオ高音質だったらどれだけ良かったかと悔やまれます。
J-POPに比べてトラックがシンプルな分、空間とかより大事なのにそこが聞き取れない泣
モノラルが許容できる方は検討してみてはいかがでしょうか。
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